ななころび

なんどでも立ち上がろう。

少子化が進んでいるのに「待機児童」が発生する矛盾

皆様。ましろです。

お仕事で保育園事業を行っている会社に伺ったときこんな話を聞きました。

おかげさまで、ここ数年は保育士が足りないくらい児童を受け持っています笑    女性園長 都内某所

それを聞いてこんなことを思い出しました。

anond.hatelabo.jp

当時はネバーまとめで知ったのですが、元ネタははてなブログだったのですね。国会でも取り出されるくらいの発信力。いろいろすごいです。

同時に不思議に思いました。

なんで?少子高齢化が進む日本で子供が少なくなっているはずなのに「待機児童」が発生するの?

直接聞いてきました。また、すぐに連絡が取れる保育士の友人たちにも聞いてみましたので、両方合わせてまとめます。

1、保育士少ない問題

園長さん、友人が言っていたことです。保育士になる人は毎年いるそうです。しかし定着しないのは本当の問題だそうです。双方理由が異なっていましたが、園長は今の子の価値観が保育士として会わないという理由を伺いました。保育士の指導方法は各幼稚園によって異なります。ドイツの価値観や、オーストラリアから持ってきたものなど、価値観が合わないとすぐにやめていく。といいます。

現場で働いている友人はこういいます。待遇と人間関係が大きいと。国会でも話し合われていますが、保育士の資格を取るまで頑張ったのに、お給料や休みが少なく、また親御さんともトラブルが多いそうです。保育士の立場を見下す方もいて、精神的にやられてしまう人もいるそうです。

また各幼稚園によるそうですが、社内の人間関係も結構影響しています。結構聞くと面白くて聞き入ってしまいましたが、お局さんや、男女のもつれ、女性同士のいじめ等の問題も大きい要因みたいです。

私(親)同じクラスのあの子(同じクラスの子)が嫌いだから、同じ部屋に私の子を入れないで。とか、病気でもないのに日焼けさせたくないから、外には一切出さないで。とか良くわかんないことを言われるときはちょっと疲れるかな。 友人A

話を聞くと、昔のように育児に経験豊富な方(おじいちゃん・おばあちゃん等)がいないから自分で偏った知識で物事を判断しているケースがあるみたいです。結果、辞めていくそうです。

また調べると保育士の資格をとっても、別の仕事をする方も増えているそうです。

2、都市部に集中している問題

僕が訪れた幼稚園は全国規模で幼稚園を運営している企業ですが、「待機児童」の影響が出ているのは基本「都市部エリア」だそうです。なんでも、地方に行けば待機児童問題の影響はなく、問題なく、毎年受け入れているそう。しかし、神奈川では横浜エリア。 東京は24区内だと結構問題になっていて、それは、都市部に人口が集中している影響が理由として挙げられます。

保育園を立てるにしても、子供を受け入れる施設のため、場所が限られており、また住民の許可が下りないのだとか。

3、女性の社会進出が増えた問題

都市部の家庭では核家族の割合が多く、共働きの家庭が多いです。 お子さんを生んだら即働きに戻るケースが増えています。

昔は家におじおばがいて面倒を見てくれていましたが、このご時世そうはいきません。

そうやって保育園に通う子供が増えたのです。

4、義務教育ではないから問題

日本の場合、保育園・幼稚園に入園する必要はありません。 「絶対に入園しないといけない」という権利はいまのところありません。義務教育は小学校から始まります。だから希望者がいても、小学校のように義務ではないので、「待機児童」は発生しまいます。

僕はこの話を聞いたとき、目からうろこでした。 たしかに義務ではない。けど、現実は預けないと収入の問題が起こり、十分に育児も出来ない。

負のスパイラルです。。。。