年収800万くらいの幸福感が一番いい!?
ましろです。
「毎月あと3万円・・・できれば5万あればもう少し生活が楽になるのに……」そう思うことはありませんか?
・ 私の会社は大手なのにボーナスが少ない。
・月収が上がってない。
・無能な上司のほうが年収がある。。。
テレビは観てないのでわかりませんが、本・ネット・SNSでは お金があるから自由だ。【お金≒幸せ】を謳った話が多いです。
あまりにも周りで「お金」と「幸せ」について話を聞くので、調べてみました。
お金がもたらす「幸福感」は年収800万位がちょうどいい?
内閣府の情報によれば、相対的に年収がある方が幸せであると言えますが、具体的に年収が増えることによって幸福感は、次の2つのタイミング(グラフでは丸で囲った部分)で増えるということがわかります。
①年収800万までの時
②年収1000万からさらに増える時
逆に言えばそれ以外はそんなに幸福感は上がらない。ということがわかります。
現実的な年収について
タイトル通りですが、国民すべてが年収1000万以上を目指すというのは非常に無理があります。家族をもって夫・妻それぞれ年収が600万円以上というのも難しい話です。
資料をみて年収約800万円なら、個人・世帯ともに目指せる 可能性が高いと思います。
そしてこんな記事がありました。
2002年にノーベル経済学賞を受賞した、米プリンストン大学の心理学の専門家、ダニエル・カーネマン教授の調査によると、
世帯年収が75,000ドル(2016年10月現在の日本円にして約780万円)以下の人では、収入が上がるに比例して「喜び」や「満足感」などの幸福度が増幅するのに対し、この金額を超えると幸福度が増幅しないということがわかった。
また日本国内の話を慶應大学の教授が以下のことを話しています。
「収入の低い人にとっては、身の安全や健康、そして食糧の確保という意味で、おカネを得ることが長期的な幸せにつながります。誰も寒さで凍えたり、空腹に悩まされたりする生活を送りたいとは思いませんからね。しかし、一定限度を超えると、幸福度は上がらなくなります。そもそも金銭による幸せというのは長続きしないものです。人間は収入が増えれば増えるほど欲しがってしまうものなのですが、満足感は一瞬で消えてしまうものです」
経済学の用語で『限界効用逓減の法則』というのがあります。わかりやすい例でいうと、1杯目のビールはうまいが、2杯目のビールでは同じ満足感は得られない。3杯目の満足感はもっと下がるというものです。
「幸福学」を専門とする慶應義塾大学教授の前野隆司さんより第2部 これを超えると不幸になるらしい「年収900万円=最大幸福」説は本当か?(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
米国でも日本でも、同じような年収に800万位が幸福度が高く、生活に満足できる状態が続くということだと思います。
結局は使い方次第
一定の収入があるに越したことはないです。安心します。ただ、もっと重要なのは、お金をどう使えば幸せになれるのかをよく考え・話し合い・使うことだと思います。
現在、年功序列式の雇用体系が変化し、成果主義が一般化しつつあります。私が務めている会社も超成果主義です笑。
その中で何もしないで年収が自然と上がっていくことはありません。勉強や努力が大きな差を生みます。
年収は急に上がることもあまりありません。社会人になりたての時期は特にそうです。
最後に
昨日こんなことを言われました。
タバコは吸わない。お酒は飲めない。他の女と遊べない。帰って寝るだけ。時間があれば小難しい本を読んで、週末は極力遊ばない。仕事は夜遅くまで。朝と昼は食べない。。。。あなた今幸せなの?
答えはこうです。
うん。可もなく不可もなく。生きていることに幸せを感じます。
です。