弁護士 ✖️ 友人 = 訴訟?
こんにちは、ましろです。
先日はじめて弁護士とお会いしてきました。
弁護士と聞いて思い出すのは、学生時代、
なにかトラブルが合ったとき、脅し文句のように
「家族の〇〇が弁護士だからお前を訴えてやる!!」 友人より
皆さんも似たような、話は幾度か聞いたことがあると思います。
脅し文句のようなものでしょうか。子供の頃は弁護士って怖いイメージでした。
家族に弁護士はいないましろですので、実際にお会いするというのは、初めてでした。
今日はそんな弁護士とのお話です。
きっかけ
昨年、友人が亡くなったことから始まります。
彼は大学からの友人で、学生時代は家も近く、毎週のように顔を合わせ、学生時代を過ごしてました。
大学卒業後、僕の引越し先(神奈川)と、彼の社員寮は偶然にも徒歩10分の距離にあって、引き続き、仕事終わり・週末に会う関係が続いていました。
そんな関係が続いた2年目の2016年、彼に異変が起こります。
社内の人員が変わって、個人の業務量のバランスがなくなり、休日出勤・深夜残業が増えたようです。
彼は見違えるほど元気がなく、2017年5月に不眠症と診断され休職・・・そして9月に亡くなりました。。
僕が最後に会ったのは、亡くなる半日前、彼女を紹介してもらったタイミングでした。
原因は不明でした。
駅から別れる前「今度はラーメンを食べに行こう」「おう!」という
話が最後の言葉でした。。。
家族の判断・・・
彼が亡くなってからというもの、僕は彼の実家で葬式に参加したり、
彼の彼女さんとお兄さんに会いに行ってました。
それからは、亡くなってから一年経つタイミングで、お兄さん・お父さんから電話がありました。
「弟の件で、会社を訴えようと思う。。。力を貸してほしい。」
先日の休日、友人のお兄さんよりお電話を頂き、
弟さんと会社のことを聞きました。。
彼はあまり自分のことを話さない性格でした。休職中は以前と比べ、
自身の内面を吐露する機会が多くなり、いろんな話をしてくれました
。
家族としては、息子に何があったのか、本当のことを知りたい思いがあったようです。
お兄さん・ご家族の思いを聞いて、一番は友人のために、僕は知っていることを話そうと決めました。
自分の思い
友人のことなので、知っていることは全て伝えたい。そう伝え、
後日弁護士の方とお話する機会を作ることを言われました。
後日、昼休みの時間に弁護士の方から、お電話をもらい、簡単な
話をして、直接会うことになりました。
電話では、深夜残業・休日返上の出勤などの話を伝えています。
どうも、その話は家族・弁護士も初耳のようでした。
電話では軽く話をした程度なので、細かいことは聞いてこなかったのですが、直接時間をとって話すとなると、知っていることを書き出して、話せるようにならないといけないと感じました。
事前に用意したもの
聞いていることは、彼発信の情報のため、根拠も薄く、事実と異なることもあるのは承知で彼に関する情報(文字・写真・動画)をそろえました。
弁護士さんには前もって伝えていることは、
・僕の話は聞いていることだけなので、不確実なこと
・具体的な数字面(残業時間・上司の名前等)は知らないこと
・持っている情報(LINE・写真・動画)はすべてお渡しすること
幸いにも僕もうつ病で休職をしていたタイミングと彼の休職期間は重なっており、お互い休職中は毎週会ったり、連絡をしていました。
そのため、写真と動画はたくさんあり、彼の様子が弁護士さんやご家族の方にも伝わることができると思いました。
その上で、LINEの履歴・写真・動画を集め、時系列でまとめて見ました。
・東京にある「君の名は。」の聖地巡礼しにいった時の写真。
・関東各地にある温泉街を巡っているときの写真。
・亡くなる直前に一緒に体験した工作教室の写真
・NY旅行のときの動画
・LINEのやり取り。。。
LINEでは、彼女がいるのに、「この子かわいい!」とか「付き合いてえ!」とか話しをしている僕ら。会話は恥ずかしさしかありませんでしたが、時系列でまとめてみると、やっぱり亡くなったのかという事実と懐かしさを感じました。。。
結果はおおむね良かったと思います。
弁護士との対面
仕事柄、いろんな業界の社長や取締役には会ってますが、弁護士は初めてで、緊張しました。
今回はお兄さん同席で進めています。
直接お会いした2名(男性)は、思っていた強面ではなく、物腰柔らかく、印象の良い方でした。
そのときに知ったのは、この件は3人の弁護士が担当していて、一緒に進めているということでした。
イメージは一人で担当するのかなとおもいましたが、意外でした。
今回に至った経緯から話(僕に話せる範囲で)を前置きに、目的は故人の家族が知らない情報を教えて欲しい。という話だったので、纏めた情報を見せてみました。
親にあまり仕事の話をしなかったみたいなので、 しらないこともあったようです。
お兄さんの顔が曇り、言葉に出せない表情には、どう言えばいいのか 今でもわかりません。
しかし言われたのは、
残業がどの期間・どれくらいあったのか
上司に何を言われたのか・されたのか
この2点には答えられず、、周りの証言では難しいのではと思いました。
LINE履歴・写真・動画など、彼に関するものは、弁護士とご家族に 渡すことが出来ました。
お話できることは協力することを伝え、その日は終わりました。
外に出ると、なんとも言えない気持ちが胸をよぎり、久しぶりに寂しい気持ちがこみ上げました。
亡くなってから一年以上経ちますが、こうやってまた、彼と向き合うことになるとは思いませんでした。
大きく事を運ぶのは2019年初めになるそうです。
どうなっていくんでしょうか。